付与術師の特徴と言えば、豊富な支援特技。それを表す特技群として、そのものずばりの[支援]特技がある。しかし、それ以外にもある共通点を持った支援系特技群が存在する。「タイミング:マイナー」の特技たちだ。これらは多様かつ優秀な効果を持ち、支援が得意な付与術師の特徴を引き立ててくれるだろう。
敵の妨害を無効化し、味方の行動を助け、時にはマイナーアクションで攻撃する。他の特技と合わせ、戦場をコントロールし、味方に勝利を呼び込もう!
「戦闘特技」「タイミング:マイナー」「対象:単体」「射程:4Sq」「コスト、制限無し」「同じメインプロセスで複数回使用できる」という点はすべて共通している。
これらの特技に深くかかわる、《ヘイスト》《キャストオンビート》についても本項で記述する。
アンドゥ
[追撃][硬直][重篤]から1つを解除できる。状況次第では絶大な効果を発揮するBSなだけに、マイナーアクションのみで解除できるのは心強い。といっても相手依存であり、常用するものではないため、他のマイナー特技も欲しいところ。
トゥルーガイド
命中を1度だけ+2、因果力1で範囲化。自分自身で使うマイナーの命中強化は+1D程度が相場であり、若干効率は落ちる。他者に使える点や、それらの特技と重複させることも可能な点は嬉しい。味方に命中不安なキャラが居る場合や、エネミーがグラップラーの場合には有用。《アキュラシーサポート》と効果が被るため、無条件で強いというわけではないが使いやすい特技である。追加コストを払う場合、3人以上を対象にできる状況で使いたい。
パルスブリット
直接ダメージ+[追撃]起動。ダメージ自体は微々たるものだが、SR1なら係数3、意外と悪くない。主に追撃起動がメインの役割になるだろう。確定で3ダメージを与えることができる為、最も腐りにくい特技と言える。また、味方の[慢心]を解除するのにも使える。Ⅱになればそれなりのダメージになるため、《ヘイスト》《キャストオンビート》を合わせて4連打するスプリンクラービルドを組んでも面白い。1手番で4回もの必中攻撃が敵に襲い掛かる様は壮観だ。追撃起動に関しては、メジャーアクションで普通に攻撃しても起動できるため、《マスアナライズ》+《ウィークポイント》や、前のラウンドの《ソーンバインドホステージ》の残りを起動するなど、工夫が必要となる。
フォースステップ
1Sqの即時移動。自分自身には使えないが、マイナーだけで即時移動を行えるのは破格。対象や自身が[硬直]であっても使える為、一応対策にはなる。位置取りの自由度が跳ね上がるため非常に優秀。前衛にとってのあと一歩や、接敵された後衛の救出など、有効な状況は数多い。
ヘイスト
マイナーアクションを1回追加する[支援]特技。自分自身にかけることで、上述のマイナー特技を2回使えるようになる。あれらは同名行動の制限を受けないため、《パルスブリット》を連打するようなことも可能だ。《ヘイスト》自体の回数制限は厳しく、[支援]枠も使ってしまうため、トータルでどちらがいいかよく考えて使おう。
キャストオンビート
魔法攻撃職、付与術師のマイナー特技を2回使うメジャー特技。2回とは言え流石にメジャーアクションと釣り合うマイナー特技は少ないが、戦況に合わせて多様な使い方ができるのは他に無い利点。《ヘイスト》と合わせ、《パルスブリット》を4連打するのも面白い。《キャストオンビート》の対象特技には《エンハンスコード》《クローズバースト》もあるが、これらはマイナーで使わないと無意味であるため、実質的には上記の4つのみが対象特技である。