ログ・ホライズンTRPGのデータを気ままに紹介する記事第一弾は森呪遣いの誇る最強クラスの攻撃魔法《ネイチャーズラス》！
評価：☆☆☆☆☆（ぶっ壊れ）
タイトルにもある通り、この特技は回復職の森呪遣いの特技でありながら、LHTRPGというゲーム全体でも最強クラスの単体攻撃魔法。
具体的な効果は上記のリンクから公式のデータを見ていただくとして、さっそく解説に入る。
この特技の強みは主に以下の5つ。
- とにかく火力が高い
- 回数制限がない
- コストが並み
- 魔力を参照する
- 相性のいい特技・アイテムがある
まず1つめ。とにかく火力が高い。条件こそあるものの最大火力を出したときのこの特技自体のダメージは【魔力】+2D+18。ダイスで換算すると【魔力】+7D（+0.5）にも相当する。あの《ライトニングチャンバー》にも迫る数字である。コスト・制限が同じ魔法攻撃の《マジックミサイル》（SR1）と比べて、期待値で11点も高い火力である。なんなら向こうの〔クリティカル〕効果が発動しても互角である。
次に回数制限がないこと。上にも挙げた《ライトニングチャンバー》や《コールストーム》に代表されるように、効果が強力な特技には回数制限がついていることが多い。しかし《ネイチャーズラス》にはそれがない。つまり、1つ目の利点に挙げた火力を何度でも放てるのだ。
そして3つ目にコストが「並み」であること。並みなのに利点として挙げるのはおかしいと思うかもしれないが、1つ目2つ目の利点を持ちながら、そのコストは攻撃特技の標準値である「ヘイト2」。同じく回数無制限・高性能の攻撃特技である《ライトニングネビュラ》や《エクスターミネーション》と異なり、特別なヘイト管理特技がなくとも毎ラウンド使って問題ない水準である。これにより、真に「何度でも放てる」高火力特技となっている。
さらに4つ目。魔力を参照すること。森呪遣いは自動取得の《ハートビートヒーリング》と《ヒール》が魔力を参照するため、回復職としての本分を果たすために自然と魔力を高める。その魔力を攻撃に転用できる。……この特技の場合、性能が高すぎて「攻撃に使用する魔力を回復に転用できる」と言ったほうがいいかもしれない。魔石に「神秘の」プレフィックスドアイテム効果をつければ再生の強度と攻撃のダメージが両方8点伸びるなど、とにかく効率がよくなるのが利点だ。
そして最後の5つ目。残念ながら条件の関係上《ソリタリーシーダー・スタイル》との併用はできないが、この特技の条件を満たすための特技である《従者召喚：〇〇》も高性能な特技がそろっている。特に《従者召喚：グレイウルフ》は実質火力を上げながら自身の機動力も多少上げ、更に《方術召喚：グレイウルフ》で火力を+12するというとんでもないことが可能になる。
おまけにヴェーザーの笛という強力なマジックアイテムとのシナジーが凄まじい。上記の《グレイウルフ》と組み合わせた場合、ヴェーザーの笛によって実質火力が14点上昇する。
つまり、特技5つ（+ミドル戦闘1回毎に+1つ）とネームドアイテム1つで、【魔力】+2D+40の物理ダメージと［追撃：16］がたったのヘイト2で、何度でも飛んでくるのだ。
このように攻撃職顔負けの火力を恒常的に撃てる上、魔力は確保できるため回復性能もしっかりある。しかも指輪を使えば手スロットは必要ないため片手杖2本やリーフシールド2枚を持ってその他の性能も追求できるなど、拡張性も高い。
欠点としてはあくまでも回復職であるために、高ランクでは火力が打ち止めになることと、低ランクでは強すぎて本職の活躍を奪ってしまいかねないこと。
あくまでも皆で楽しむことがTRPGの目的なので、強さに飲まれないように程々にしつつ、この強さを楽しもう！
